学校概要

学校長挨拶 -Principal's Welcome-

 地域とともに未来へつなぐ

久留米市立南筑高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

本校は、「未来を切り拓く力の育成 ~地域とともに、挑戦し続ける学校~」を教育目標に掲げ、生徒一人ひとりが自らの可能性に挑戦し、成長を実感できる環境づくりに取り組んでいます。私たちが目指すのは、「学ぶ楽しさ」と「挑戦する意欲」が満ちた、安心して学べる学校です。

教育の基盤には、「自他共栄 ~ 一人残らず安心して学べる教室」 という理念があります。人権教育を根幹に据え、協同学習を展開することで、生徒同士が互いに学び合い、深く考え、対話を通じて理解を深める学びを進めています。また、W(ダブル)担任制 やペア席の導入により、きめ細やかなサポートを提供し、一人ひとりの成長を支えています。

こうした取り組みは、「20年後を見据えた力の育成」 へとつながります。AIやグローバル化が進む変化の激しい時代にあって、単なる学力向上にとどまらず、課題を見極める力、協働する力、そして社会で実践する力を育むことが求められています。

その一環として、本校では探究活動を重視し、久留米市や地元商店街、企業、大学などと連携した実社会とつながる学びを展開しています。生徒たちは地域の課題に主体的に取り組み、社会貢献の精神を養いながら、未来に通じる実践力を着実に身につけています。

また、部活動や学校行事においても、生徒たちは仲間と励まし合いながら切磋琢磨し、多くの成果を挙げています。この経験は、生徒一人ひとりにとって、将来にわたる貴重な財産となるでしょう。

これからも本校は、創立以来受け継がれてきた伝統を礎に、「挑戦し続ける学校」 として進化を続け、生徒が夢や目標に向かって力強く歩んでいけるよう、教職員一同、全力で支えてまいります。

今後とも、久留米市立南筑高等学校への温かいご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。








久留米市立南筑高等学校
校 長  山下 経男 


令和7年度 学校経営方針

スクールミッション

「共に学び、未来を切り拓く」
南筑高校は、市立高校としての使命を果たし、下記の教育を実践します。

(1)確かな学力と探究心の育成
・単元テストと振り返りを重視し、基礎学力を確立
・探究活動を通じて課題発見・解決力を養成

(2)共に学び、協同する力の育成
・協同学習(南筑版アクティブラーニング)を推進
・多様な価値観を理解し、共に成長する環境(well-being)を提供

(3)地域と連携し、社会に貢献する力の育成
・地域・企業・大学と連携した実践的な学びを展開
・課題解決(仮説検証)型学習を通じ、地域社会への貢献を目指す

(4)未来を切り拓く力の育成
・キャリア教育を強化し、進路実現を支援
・アントレプレナーシップを育み、新しい価値創造に挑戦

(1) グラデュエーション・ポリシー(卒業するまでに身につけさせる力)
・ 確かな学力と探究心を持ち、未来に挑戦する生徒
・ 多様な人と協同し、社会に貢献する生徒
・ 自己を律し、主体的に行動できる生徒
・ 新しい価値を創造し、未来を切り拓く生徒

(2) カリキュラム・ポリシー(展開する教育活動)
・ 単元テストと振り返りを軸にした「確かな学力」の定着
・ 探究活動や地域・大学連携を通じた「課題解決力」の育成
・ 協同学習やプレゼンテーションを通じた「思考力・判断力・表現力」の向上
・ 今後の教育課題として、STEAM教育の導入検討とDXの推進

(3) アドミッション・ポリシー(求める生徒像)
・ 学ぶ意欲を持ち、目標に向かって努力できる生徒
・ 部活動や行事に積極的に取り組み、学校生活を充実させたいという意欲を持つ生徒
・ 地域や社会とのつながりを大切にし、貢献したいという意欲を持つ生徒
・ 新しい時代を切り拓く創造力を持つ生徒

教育目標

「未来を切り拓く力の育成 〜地域とともに、挑戦し続ける学校〜」
 • 確かな学力と探究心を育み、社会に貢献できる人材を育成する。
 • 協同の精神を大切にし、多様な価値観を理解しながら成長する。
 • 地域とのつながりを深め、社会の変化に対応できる力を養う。


運営方針(重点施策)

(1)教育の質の向上
①協同学習と探究活動のさらなる発展
・ ペア学習・グループ学習を活用し、「相互に学び合う授業」を推進
・ 「地域課題解決プロジェクト」をはじめとする探究活動の強化
・ STEAM教育の導入検討およびDX基盤の整備
②進路指導の進化:「20年後の未来」を見据えたキャリア教育
・ 進路別ガイダンスの充実(大学・専門学校・就職・公務員)
・ 同窓生や地域企業との連携強化
・ 「探究&地域協創プログラム」の深化
→ 学校と地域・企業、大学等が連携し、インターンシップや体験活動を体系化

(2)学校生活の充実
①部活動改革と上位大会を目指した支援強化
・ 部活動の目的・目標を明確化し、高度な指導体制を確立
・ 部活動指導員の活用を検討し、教員の負担を軽減
・ 文武両道の支援強化 → 放課後学習支援、学習と部活動の両立支援

(3)学校運営の革新
①「協創する学校」—生徒・保護者・地域と協創する学校運営
・ PTA、同窓会、地域企業との連携を深化
・ 学校評価の仕組みを強化し、保護者や生徒の声を反映
・ 地域・大学との共同プロジェクトを新設 → 地域課題解決型学習・研究活動の拡充
② 教職員のウェルビーイングを重視した職場環境整備
・ ダブル担任制と部課長制による業務の平準化と削減
・ 教員の専門性向上のための研修やチームティーチングによる指導体制の推進
・ 部活動の外部指導者活用による負担軽減
・ 経営戦略会議とプロジェクト(DX、探究、南筑フェス)によるマネジメント体制強化


学校自己評価

本校では、これまでも年度末や学期末に、学校行事や教育活動に関する総括を行い、反省点や課題を確認し、次年度の運営に生かしてきました。 しかし、学校が掲げる教育目標や経営像に、どこまで近づくことができたかという中長期的な視点で計画的に取り組むものではありませんでした。

この「学校自己評価制度」は、従来の年度毎の総括ではなく、学校の教育目標や経営像など、学校のあるべき姿(ビジョン)を掲げ、 その実現の道筋としての年度の教育重点目標とそれに基づく具体的な教育計画やその実施状況を組織的に自己評価し、その目標や評価の結果を保護者や地域の方々に公表・説明する制度です。

このことは、学校自身の経営責任を明らかにすることでもあります。


学校改革プラン

教育委員会では平成18年度からの第1期教育改革プラン、平成23年度からの第2期教育改革プランを定め、次代を担う人間力を身につけた子どもの育成に向け、教育改革を進めるための各種施策に取り組んできました。  また、平成27年度の教育委員会制度の改正により、市長と教育委員会の連携を強化するための総合教育会議が設置され、その協議を踏まえて平成27年11月に「一人ひとりを大切にした、未来を担う人づくり」を基本理念とした「教育に関する大綱」が定められました。  
この教育に関する大綱を踏まえるとともに、これまでの取組の「効果の持続」と「課題の改善」をキーワードに推進することとして、第3期教育改革プランを策定しました。

久留米市教育振興プラン

久留米市では、令和2年度から新たな教育振興に係る計画「久留米市教育振興プラン」が始まりました。

※「久留米市ホームページ 久留米市教育振興プラン」へ、ページが移ります。