共に学び、未来を切り拓く ―― 次の百年へ、南筑の新たな挑戦
久留米市立南筑高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本校は、大正十一年の創立以来、百余年にわたり地域に根ざし、多くの有為な人材を輩出してまいりました。令和八年四月、この伝統ある南筑高校の校長として着任いたしました 柿原 成徳(かきはら しげのり)でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
● 「三綱領」を礎に、豊かな人間性を育む
本校の教育の根底には、創立以来受け継がれてきた三綱領「至誠(しせい)」「剛健(ごうけん)」「勤労(きんろう)」があります。まごころを持ち、心身ともにたくましく、自ら進んで励む。この精神を土台としながら、本校では「知・徳・体」のバランスがとれた豊かな人間性の育成をめざしています。
また、本校が築き上げた「自他共栄」の精神をさらに深化させ、自分一人だけが勝つのではなく、仲間と共に高め合う、人権教育を基盤とした「協同学習」を実践してまいります。対話を通じて異なる意見を尊重し合い、共に成長する喜びを実感できる、一人残らず安心して学べる環境をこれからも大切に守り続けます。
● 学びのフィールドは「日常すべて」
朝の挨拶、清掃活動、部活動での葛藤、昼休みの友人との語らい。校門をくぐり、帰路につくまでの学校生活のあらゆる瞬間に、これからの社会で必要とされる「人間力」を磨くチャンスが溢れています。
本校のスクールミッションである「共に学び、未来を切り拓く」を実現するため、以下の四つの力を柱に教育活動を展開します。
① 確かな学力と探究心の育成
② 共に学び、協同する力の育成
③ 地域と連携し、社会に貢献する力の育成
④ 未来を切り拓く力の育成
● 「普通ではない、特別な普通科」を目指して
南筑高校は、生徒たちが自らの学校生活を自由にデザインできる場所でありたいと考えています。
私たちは、単なる「普通科」という枠にとどまりません。地域や社会の課題に主体的に向き合い、解決に挑む。一人ひとりが自分の個性を最大限に発揮し、主体的に動く。そんな「普通ではない、特別な普通科」をめざしています。
学校は、「一つ屋根の下で過ごす家族」です。
困難な時は支え合い、楽しい時はみんなでより楽しく。この温かな絆があるからこそ、生徒たちは失敗を恐れず、新たな未来へと踏み出すことができます。
生徒、教職員が共に誇れる学校を築き上げ、地域から信頼され、愛される南筑高校であり続けるよう、全力で取り組んでまいります。
今後とも、本校の教育活動への温かいご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。
令和八年四月
久留米市立南筑高等学校 校長 柿原 成徳
「共に学び、未来を切り拓く」
南筑高校は、市立高校としての使命を果たし、下記の教育を実践します。
(1)確かな学力と探究心の育成
・単元テストと振り返りを重視し、基礎学力を確立
・探究活動を通じて課題発見・解決力を養成
(2)共に学び、協同する力の育成
・協同学習(南筑版アクティブラーニング)を推進
・多様な価値観を理解し、共に成長する環境(well-being)を提供
(3)地域と連携し、社会に貢献する力の育成
・地域・企業・大学と連携した実践的な学びを展開
・課題解決(仮説検証)型学習を通じ、地域社会への貢献を目指す
(4)未来を切り拓く力の育成
・キャリア教育を強化し、進路実現を支援
・アントレプレナーシップを育み、新しい価値創造に挑戦
(1) グラデュエーション・ポリシー(卒業するまでに身につけさせる力)
・ 確かな学力と探究心を持ち、未来に挑戦する生徒
・ 多様な人と協同し、社会に貢献する生徒
・ 自己を律し、主体的に行動できる生徒
・ 新しい価値を創造し、未来を切り拓く生徒
(2) カリキュラム・ポリシー(展開する教育活動)
・ 単元テストと振り返りを軸にした「確かな学力」の定着
・ 探究活動や地域・大学連携を通じた「課題解決力」の育成
・ 協同学習やプレゼンテーションを通じた「思考力・判断力・表現力」の向上
・ 今後の教育課題として、STEAM教育の導入検討とDXの推進
(3) アドミッション・ポリシー(求める生徒像)
・ 学ぶ意欲を持ち、目標に向かって努力できる生徒
・ 部活動や行事に積極的に取り組み、学校生活を充実させたいという意欲を持つ生徒
・ 地域や社会とのつながりを大切にし、貢献したいという意欲を持つ生徒
・ 新しい時代を切り拓く創造力を持つ生徒
「未来を切り拓く力の育成 〜地域とともに、挑戦し続ける学校〜」
• 確かな学力と探究心を育み、社会に貢献できる人材を育成する。
• 協同の精神を大切にし、多様な価値観を理解しながら成長する。
• 地域とのつながりを深め、社会の変化に対応できる力を養う。
(1)教育の質の向上
①協同学習と探究活動のさらなる発展
・ ペア学習・グループ学習を活用し、「相互に学び合う授業」を推進
・ 「地域課題解決プロジェクト」をはじめとする探究活動の強化
・ STEAM教育の導入検討およびDX基盤の整備
②進路指導の進化:「20年後の未来」を見据えたキャリア教育
・ 進路別ガイダンスの充実(大学・専門学校・就職・公務員)
・ 同窓生や地域企業との連携強化
・ 「探究&地域協創プログラム」の深化
→ 学校と地域・企業、大学等が連携し、インターンシップや体験活動を体系化
(2)学校生活の充実
①部活動改革と上位大会を目指した支援強化
・ 部活動の目的・目標を明確化し、高度な指導体制を確立
・ 部活動指導員の活用を検討し、教員の負担を軽減
・ 文武両道の支援強化 → 放課後学習支援、学習と部活動の両立支援
(3)学校運営の革新
①「協創する学校」—生徒・保護者・地域と協創する学校運営
・ PTA、同窓会、地域企業との連携を深化
・ 学校評価の仕組みを強化し、保護者や生徒の声を反映
・ 地域・大学との共同プロジェクトを新設 → 地域課題解決型学習・研究活動の拡充
② 教職員のウェルビーイングを重視した職場環境整備
・ ダブル担任制と部課長制による業務の平準化と削減
・ 教員の専門性向上のための研修やチームティーチングによる指導体制の推進
・ 部活動の外部指導者活用による負担軽減
・ 経営戦略会議とプロジェクト(DX、探究、南筑フェス)によるマネジメント体制強化
学校自己評価
本校では、これまでも年度末や学期末に、学校行事や教育活動に関する総括を行い、反省点や課題を確認し、次年度の運営に生かしてきました。 しかし、学校が掲げる教育目標や経営像に、どこまで近づくことができたかという中長期的な視点で計画的に取り組むものではありませんでした。
この「学校自己評価制度」は、従来の年度毎の総括ではなく、学校の教育目標や経営像など、学校のあるべき姿(ビジョン)を掲げ、 その実現の道筋としての年度の教育重点目標とそれに基づく具体的な教育計画やその実施状況を組織的に自己評価し、その目標や評価の結果を保護者や地域の方々に公表・説明する制度です。
このことは、学校自身の経営責任を明らかにすることでもあります。
学校改革プラン
教育委員会では平成18年度からの第1期教育改革プラン、平成23年度からの第2期教育改革プランを定め、次代を担う人間力を身につけた子どもの育成に向け、教育改革を進めるための各種施策に取り組んできました。 また、平成27年度の教育委員会制度の改正により、市長と教育委員会の連携を強化するための総合教育会議が設置され、その協議を踏まえて平成27年11月に「一人ひとりを大切にした、未来を担う人づくり」を基本理念とした「教育に関する大綱」が定められました。
この教育に関する大綱を踏まえるとともに、これまでの取組の「効果の持続」と「課題の改善」をキーワードに推進することとして、第3期教育改革プランを策定しました。